- 「なんであの人だけあんなに怒られないんだろう?」
- 「大した仕事もしていないあの人がなぜ評価が高いの?」
- 「自分ばかり怒られているけれども、他の人も同じようなことをしているのに、、、」
この記事にたどり着いたあなたはこんな風に感じている特定の上司がいるのではないでしょうか?
えこひいきする上司はほとんどの職場で見たことがあると思います。
本当は人の好き嫌いによって、扱いを変えるような真似は仕事でやってはいけないことですよね。
それをわかっていても、えこひいきをする人は少なからず存在するのです。
この記事を執筆している、ユースケと申します。
私は前の会社で上司から嫌われて不当な評価を受けていたことにストレスを感じてました。
しかし、うまくえこひいき上司と付き合い、対策をすることで適正な評価を得られるようになりました。
えこひいきする上司の特徴を知った上で、適切な対策を取らないと会社で自分の身を滅ぼすことにもなりかねません。
そこでこの記事では以下の内容についてご紹介します。
- えこひいき上司の特徴5選
- 上司がえこひいきする理由
- えこひいきされる人の特徴
- 嫌われる人の特徴
- えこひいきをする上司の対策5選
この記事を読むことで、えこひいき上司とうまく付き合いつつも、自分に被害を及ぼさずに仕事をすることができるようになります。
ぜひ最後までお付き合いください。
えこひいき上司の特徴5選
上司も人間なので、どうしても人の好き嫌いが出てしまいます。
ではえこひいきされるとどのようなことが起こり得るのでしょうか?
ここではえこひいき上司の特徴についてご紹介していきます。
えこひいきしている人の評価を高くする
同じ成果を上げていても、その人に対する好感度によって過大に評価されたり、逆に過小に評価されることもあります。
好感度が低いと、同じ実績を上げてもあなた以外の要因が大きいと判断されるケースが少なくありません。
一方で好感度が高いと、あなたを評価してあげたいという気持ちが働くことで、仮に他の成功要因が大きい場合でも、あなたの功績を強調されて評価に繋がりやすくなると考えられますね。
このように意図的でなくとも、他の要因に上司の目がいくか否かで同じ実績に対する評価が変わることもあり得ることは知っておくべきです。
他の要因に目がいくかどうかは、あなたに対する好感度に左右されるのです。
このような場合は、あなたの行った仕事の結果が成果に繋がったことを客観的に説明するデータや根拠を揃えた上で、2次評価者に訴えかけることも検討するべきでしょう。
「能力不足」理由に職員2人を分限免職 http://t.co/qOOaeIjriQ
— tenfuh (@ssamsic_yster) September 30, 2015
勤務態度の悪い人間を辞めさせるのは当然だと思うが、この評価が相対性である点がダメ。必ず全体の5%を「1」と評価しなければならないってのは、上司のえこひいきや気分に左右される可能性がある。
なぜ人事評価はえこひいきだらけなのか - Y!ニュース BUSINESS http://t.co/MWrfNz1eWj #yjnewsbiz 上司だけでなく人間って自分に都合のいい人を評価するでしょ。
— スッキー@運行管理者試験に向けて勉強中 (@vertherofshingu) May 5, 2015
業務上必要な情報共有を人によってはしない
例えばあなたの上司からの好感度が低い場合、自身の目標達成を左右するような方針転換等を上司から伝えられないことがあります。
上司はえこひいきしている部下に対しては、目標達成させてあげたいという気持ちが働いて、このような情報は逐一報告します。
一方で嫌われていると、上司から業務上必要な情報共有も行われないことも少なくありません。
嫌いな部下のことはどうでも良いという上司も中に入るため、情報共有しようという意識も働きにくいと考えられます。
話しかけた際の反応が違う
話しかけた際の上司からの反応がえこひいきされている人とそうでない人で違うこともよくある話です。
例えば、上司に質問した際に、えこひいきされていない人は「自分で調べてみて、わからなければ聞いて。」とドライな反応が返ってくることも。
一方でえこひいきされている人が質問した場合は、快く回答することもあるでしょう。
もちろん部下の成長のために敢えて回答を拒否することもあります。
しかし、すぐ調べたら出てくるような質問でもないケースで、何度もドライな返事が上司から返ってくる場合は嫌われている可能性も否めないです。
課長が言葉を聞かずに怒鳴って黙らせようをするのは、こちらの言葉が的を得ているから。でも本人は露骨なえこひいきに気付かず、言葉にだけ反応してるらしい。なんにせよ、上司はまず聞く耳を持たないとダメだよ。強引に口を噤ませるのは最低最悪の行動。
— 綵(あや) (@a_tacky) July 29, 2012
ミスをした際の叱責度合いが異なる
ミスをした際に叱責される度合いが人によって異なることもえこひいき上司のの特徴の1つです。
同じミスをしても、激しく怒られる人とそうでない人がいるのをあなたは感じたことがないでしょうか?
もちろん、何度も同じことを言われている場合等は激しく怒られることもあります。
しかし、そうでない場合にも必要以上に叱責される人と「ミスの分のフォローはするから任せて!」といった暖かい言葉をかけられる人がいるのです。
https://twitter.com/TOMO_snufkin/status/1103154066211758081?s=20
あ、依怙贔屓凄くて贔屓❤️の奴がやらかしたミスをほぼ無関係なウチにおっかぶせてたパワハラクソガキ上司()様とは別人なんで悪しからず
— 海月 (@Howling_to_Moon) November 25, 2018
……まぁ同じ職場の人間なんだがな……(ノ∀`)
なーんでこんなクソみてーな職場に何年も在籍してたんだかorz
任せる仕事に差が出る
えこひいきする人には以下のような業務を任せることがえこひいき上司には多いでしょう。
- 重要な仕事
- 成果の出やすい仕事
- 定時で帰れるような簡単な仕事
一方で嫌いな部下には以下のような仕事を任せがちです。
- 評価に繋がらない事務作業
- 面倒な割には成果の出ない仕事
このように人の好き嫌いによって仕事の振り方を変えるのも、えこひいき上司の特徴です。
上司がえこひいきをする理由
ではなぜ上司は特定の人だけえこひいきしてしまうのでしょうか?
以下のような理由が考えられます。
- 単純に性格が合うから
- 仕事への熱意が感じられるから
- 自身の求めていることを的確に行ってくれるから
- 自分の手元に部下を置いておきたいから
上司も一人の人間です。
あなたにも友達の性格に好き嫌いがあるように、上司にも部下の性格に好き嫌いがあるものです。
本来であれば仕事にこのような人の好き嫌いを持ち込むことはご法度ですが、部下全員に対して平等に接することができる上司もそこまで多くないのが現状です。
例えば、仕事を遅くまで必死に頑張っている部下は応援したくなりますし、成果を出す部下は自分の手元に置いて味方につけたいと上司感じることも無理はありません。
このような理由からえこひいきをしてしまう上司も少なくないのです。
えこひいきされる人の特徴
人に好かれやすい性格には共通点があるように、えこひいきされる人にも共通する特徴があります。
ではどのような特徴がある人がえこひいきされやすいのでしょうか?
アドバイスを素直に受け入れる
アドバイスを素直に聞いて、実際の業務に活かそうとする姿勢を見ると、上司もアドバイスのしがいがありますよね。
自分のアドバイスを業務に生かして、どんどん成長してほしいと感じるのが通常でしょう。
一種の親心のような気持ちが芽生えて、えこひいきしたくなるのも十分に頷けます。
アドバイスを素直に聞いて、実戦に活かす姿勢はあなたの成長にも繋がります。
とはいえ上司のアドバイスに従った結果、うまくいかないこともあります。
まず聞いて実践してみてうまくいかなかった場合は、さらに上司に聞くことで成功に一歩ずつ近づくことでしょう。
実績を上げた場合、上司と二人三脚で成果を上げた一体感も芽生えて、あなたへの上司からの心象もアップします。
聞き上手
上司も人間なので、愚痴や自慢話をしたいときがあります。
このような話をする時に、なにも上司はあなたにアドバイスを求めている訳ではなく、ただ話を聞いてほしいだけであるケースがほとんどです。
あなたにとっては何も得ることがない話かも知れませんが、話を聞いてあげることで上司のストレスが幾分か解消されることもあるでしょう。
当然上司もそのような話をする場合、あなたに話を聞くメリットがないことは分かっています。
そんな話を聞いてくれるあなたに対して好感を抱くことが多いと考えられますね。
上司の仕事を積極的に手伝おうとする
仕事を積極的に手伝ってくれる部下は、上司にとってとても嬉しい存在ですよね。
そんな部下をえこひいきして、自分の手元に置いておきたいと考えることも十分理解できます。
えこひいきされない人の特徴
えこひいきされる人がいる一方でえこひいきされず、嫌われがちな人がいるのも事実です。
嫌われがちな人にも当然特徴があります。
具体的にどのような特徴があるのかご紹介します。
自分の考えに固執している
上司からアドバイスされても、自分の考えに固執して自分流のやり方を推し進める人にをあなたは可愛いと思いますか?
おそらく、「好きにしろ!」とでも言いたくなるのではないでしょうか?
自分の考えに固執して失敗しても、上司から自業自得と思われるのが関の山でしょう。
報連相を行わない
報連相を行わずに、独断で仕事を進めていく部下を煙たがる上司も少なくないでしょう。
もちろん独断で仕事を進めた結果、成果が出せたら文句を言う上司はほとんどいないです。
しかし、成果が出ないようになると、「いつかこうなると思っていた。」といったような嫌味を言われることにもなりかねません。
独断で仕事を勧めて報連相を行わないと、失敗した時にあなたを庇ってくれる人がいなくなります。
上司から「可愛くないやつだ。」と思われてしまうのも無理はありません。
性格が合わない
例えば感覚的に仕事を進める上司を持った場合、指示だけ与えられることに対して意図や根拠を求めたくなることも人によってはあるでしょう。
私自身、効率的に成果を出すために、指示の意図や理由を聞きたくなってしまうタイプの人間です。
そのため、感覚で進める上司のやり方に対して異論を唱えて、度々衝突することがありました。
当然上司にも嫌われていたと思いますが、性格が合わないため仕方がないと割り切って考えています。
このように性格が合わない人が上司になってしまった場合は、これからご紹介するような対策の中からあなたに合った対策をとりましょう。
えこひいきをする上司の対策5選
えこひいきをする上司であった場合、泣き寝入りしても何かが変わる訳ではありません。
ここではえこひいきをする上司に対する対策をご紹介します。
著しい成果を挙げる
えこひいきする上司を尻目に、目の前の業務に集中して、圧倒的実績を上げるための努力をすることも1つの方法です。
えこひいきしている上司も、実績を出す人間を味方につけたいため、態度がコロッと変わることも珍しいことではありません。
著しい実績を上げることは簡単なことではありませんが、社内でのあなたの評判が上がると直属の上司だけでなく多くの人間が味方に付くことにもなります。
結果として、社内でかなり過ごしやすい立場に立つことが出来ます。
人事権を持つ役職者に相談する
えこひいきが酷すぎて、あなたか社内で正当に評価されていないと感じるレベルである場合は、人事権を持つ役職者に相談してみましょう。
あなたの主張がもっともだと判断されたら、配置転換や部署異動を検討してもらえる可能性があります。
もしあなたの主張が本当か分からないと判断されても、本当かどうかを確認されるきっかけにもなるため、上司も下手にえこひいきをすることができなくなるでしょう。
他の上司を味方につける
直属の上司から嫌われても、他の上司を味方につけることで、正当に評価される可能性が高くなります。
直属の上司からのあなたの見え方と他の上司からのあなたの見え方にズレがある場合、あなたの頑張りや成果を主張してくれることもあるでしょう。
直属の上司と気が合わない場合も、上司は他にもいるはずです。
自分と気が合う上司を味方にすることで、えこひいき上司に当たってしまった場合も、会社で生きやすくなります。
自分の話に理解を示してくれる上司がいるだけでも随分楽になるはずです。
「この人気が合いそうだな。」と直感的に感じる上司がいたら、積極的に飲みに誘ってみるのも良いでしょう。
上司の性格を理解する
えこひいき上司の性格を理解して、表面的にでも合わせることで嫌われる可能性は少なくなるでしょう。
リクルートでは、業務を円滑に進めるために仕事で関わる人を以下の4つの性格に分類していました。
- エクスプレッジブ
- ドライビング
- アナリティカル
- エミアブル
性格の分類 | 性格の特徴 | 相性の良いタイプ | 相性の悪いタイプ |
エクスプレッシブ |
楽観的思考の持ち主 話すことが大好き ムードメーカー的存在 沈黙が苦手 |
ドライビング エミアブル |
アナリティカル |
ドライビング |
生まれながらのリーダー気質 結論から話をしてほしい 自分が相手をコントロールしたい 自分の道は自分で決めたい |
エクスプレッシブ アナリティカル |
エミアブル |
アナリティカル |
計画や事前準備を重視する ミスなく確実に物事を行いたい 人に振り回されるのが苦手 分析思考が好き |
ドライビング エミアブル |
エクスプレッシブ |
エミアブル |
人の役に立ちたいという気持ちが強い NOと言えない 優柔不断 共感性が高く、聞き上手 |
エクスプレッシブ アナリティカル |
ドライビング |
あなたの上司がいずれのタイプかを判断した上で、相性の良いタイプの性格を演じることで業務が円滑に進む可能性が高まるでしょう。
間違っていることには徹底的に戦う
これまで多くの対策をご紹介しましたが、私はこのポリシーを曲げずに生きてきました。
えこひいき上司から例え嫌われようとも、間違っていることには徹底的に戦うことが大切です。
上司のタイプに合わせて相性の良い性格を演じつつも、間違っていることにはNOを突きつける勇気を持ちましょう。
仮にあなたが誰から見ても間違っていることに異論を唱えた結果、恣意的に評価を下げられたとします。
その事実を人事権を持つ役職者や他の上司に相談することで、きっとあなたの味方になってくれるはずです。
間違っていることにNOと言えなければ、あなたはただ言われたことだけやる人間になってしまいます。
言われたことだけやって、何のポリシーも無いまま仕事を続けることに楽しさを感じますか?
少なくとも私はそんな仕事をし続ける人生は真っ平ごめんです。
まとめ
今回はえこひいきをする上司の特徴やえこひいきされる人、されない人の特徴、対策等についてご紹介してきました。
えこひいきする上司に当たってしまってあなたが嫌われてしまったら、正当な評価がされないこともあります。
それはあなたが間違っていること思ったことに対してNOと言ったことが原因かもしれません。
だからといって、自分の信念を曲げて間違っていることに対して従うことはお勧めしません。
えこひいきには上手く付き合いつつも、NOと言うべき時には断固として拒否する勇気を持ちましょう。