仕事を難しいと感じながら続けることは辛いです。
筆者自身も、初めての業務ばかりで右も左も分からない中、自身の能力を超えた責任を負ってうまく成果が出ずに評価を下げられた経験を持ちます。
社内の誰からも認められず、非常に辛い精神状態で仕事を行っていたことがありました。
今では、以前難しいと感じていた業務を卒なくこなすことが出来るようになり、実績を上げることで非常に仕事にやりがいを感じるまでになりました。
この記事では筆者の経験から、仕事を難しいと感じる原因を7つに分けて分析して、それぞれの対処法についてご紹介しています。
この記事の目次
仕事が難しいと感じながら業務を続けるのは辛い
実際、難しい仕事を与えられ続けて、それを上手くこなせない自分に嫌気がさして仕事を辞めたいと感じるのも無理はありません。
自身のスキルに見合わない仕事を与えられても、成果に繋がらないのは当たり前です。
一生懸命難しい仕事をこなしても、成果に繋がらず評価されないと、自尊心もズタズタになりますよね。
そんな毎日が続くと、仕事に対する前向きな気持ちも失われていき、ただ目の前にある仕事を楽してこなそうという気持ちになっていきます。
そしてさらに会社での評価は下がり、与えられる仕事の難易度も下げられることでプライドが傷つけられるという負のループに陥ってしまいます。
誰にも認められない日々が続き、同期で入社した同僚が評価されて出世するのを横目に見ると「仕事を辞めようかな。」と思ってしまうのも仕方ありません。
仕事が難しいと感じる原因と対処法
仕事が難しいと、他の同僚が卒なく業務をこなす姿を見て羨ましく見えたり、仕事で成果が出ないため社内でも評価されず辛い思いをすることも少なくありません。
ではなぜ仕事をむずかしいと感じてしまうのでしょうか?
仕事を難しいと感じる原因は多岐に渡ります。
まずはそれぞれの原因について確認して、自分に当てはまるものがないかをチェックしてみましょう。
業務の知識が不足している
業務の知識が不足していることで、業務遂行中に多くの壁に阻まれて、挫折してしまうケースも少なくありません。
業務知識の不足で業務遂行が困難となった場合には、5分考えたり調べてみても解決法が見つからなければすぐに上司に聞くことをお勧めします。
また、業務遂行に必要な知識を自身で補うことも重要です。
書籍を読んだり、セミナーに参加することで知識を体系的に獲得することができます。
一度読んでも習得が難しいため、業務遂行で知識不足を感じた際に、都度その分野の学習を行うことで体系的な知識が身につきます。
業務に知識が生かせていない
知識が十分にあっても、業務に上手く生かせていないことで、仕事による成果が出ないことも多いです。
業務上で上手く知識を生かせない場合、アウトプットを前提としたインプットが出来ていないことがほとんどです。
知識をインプットする際には、「自身の業務ではこの知識がどのように生かせるかな?」と常に自問自答することで、スムーズに知識を業務に生かすことができます。
仕事の優先順位が適切でない
仕事の優先順位が適切でないために、自身の仕事量に見合った成果がなかなか出ないこともあります。
求める成果から逆算した際に、手間が少なく最も効果が高い業務を優先的に行う癖をつけることで、業務で成果を効率的に出しやすくなります。
しかし、そもそもタスクが整理されていないと優先順位のつけようがありません。
そのため、タスクの整理ができていない場合は、タスク管理の方法をまずは身につけましょう。
タスク管理ができていない
タスク管理ができていないと、自身が行うべき業務の内容や期日が分からなくなり、気がつけば期日ギリギリで業務が間に合わなくなることもあります。
私の経験上、タスク管理はweb上のツールを活用することをお勧めします。
紙に書いてタスク管理を行うと、体系的に業務の管理ができず、非効率な業務管理方法になっていることもよくあります。
タスク管理ツールを活用することで、フォーマットに沿ってタスクを登録するだけで、綺麗にタスクが整理されます。
ダッシュボードを見ることで今やる必要があるタスクが一目瞭然です。
タスク管理に苦労している場合、タスク管理ツールの活用を視野に入れて、効率的な業務管理をする術を身につけましょう。
周囲との協業ができていない
周りにいる上司や同僚、部下に自身の不得意な業務を得意とする人はいませんか?
もちろん、自身の不得意な業務を勉強も兼ねて自力でこなすことも大切ですが、業務効率の観点では、周囲でその業務を得意とする人に仕事を依頼する方が望ましいでしょう。
ただし、やってもらってばかりでは「あの人から仕事ばかり依頼されて迷惑している。」と思われかねません。
そのため、仕事を依頼した人が忙しくてできない業務を代わりにやってあげましょう。
お互いにwin-winな関係を築くことで、業務をより効率的に進めることが出来るようになります。
嫌な仕事をしていない
自身が苦手なので避けている仕事が、実は成果を出すために必要不可欠な業務であるケースがあります。
業務全体を振り返ってみて、もし苦手とする業務が重要度の高い内容であった場合は、業務の進行スピードが遅くなってでもじっくり腰を据えてこなしてみましょう。
実際に苦手な業務をこなす事で、成果が出たことがきっかけで得意な業務に転じることも少なくありません。
上司からのアドバイスを生かせていない
上司からのアドバイスを上手く生かし切れていないこともよくあるケースです。
仕事で行き詰まり、上司からの受けたアドバイスを聞いても、プライドが邪魔して素直に行動を修正できないパターンですね。
結果、自己流のやり方に走ってしまい、失敗することで「この業務は難しい。」と嘆く人も中にはいます。
まずは、上司からのアドバイスに忠実に仕事をこなしてみることが重要です。
業務経験に裏付けされたアドバイスを素直に受け入れて行動に移すことで、ほとんどの場合において仕事の行き詰まりが解除するでしょう。
仕事が難しくても会社は辞めない方が良い
仕事が難しく感じて会社を辞めたいと思う気持ちは十分にわかります。
しかし、基本的に仕事が難しいという理由だけでは、仕事を辞めない方が良いでしょう。
仕事が難しい場合は、これまで説明した仕事が難しいと感じる原因のいずれかに当てはまるケースがほとんどです。
そのため、原因さえわかれば自身の行動を改善することで解決できます。
また、難しいと感じる仕事を克服することで自身の業務能力も向上するので、将来のキャリア形成にもプラスに働くことになります。
逆に仕事が難しいことを理由に簡単な仕事に転職することによって、自身の市場価値を下げることにもなりかねません。
基本的に、難易度の高い仕事ができる人は限られるため、年収も高くなる傾向にあります。
他方、誰にでも出来るような簡単な仕事は、人材も替えが効くため、年収が低くなりがちです。
自身の将来のキャリア形成のためにも、仕事を続けるべきでしょう。
まとめ
仕事が難しく会社を辞めたいと感じるのも無理はありません。
しかし、仕事を難しいと感じる原因を把握して自身の行動を改善することで、大半の場合は仕事をこなすことができるようになります。
仕事が難しいという理由だけで、会社を辞めることは自身のキャリアアップのチャンスを自分から捨てているのと同じです。
簡単な仕事はあなた以外の誰でも出来ますが、難しい仕事をこなせるようになると、その分社会でも認められるようになって年収アップにもつながります。
もし、以前の失態が原因で仕事で成果を上げても上手く出世できなかったとしても、あなたの残した実績は転職市場では高く評価されるでしょう。
今は苦しいかもしれませんが、ぐっと堪えて難しい仕事をこなせるようになって自身の市場価値を高めることをお勧めします。