第二新卒が転職するベストなタイミングとは?転職の際に見られるポイントも一挙解説

「新卒入社した会社を辞めて転職したいけど、転職市場で受け入れられるか不安・・・」

「周りから3年は在職しないと転職先が見つからない。と言われて転職を躊躇している。」

上記のような不安を抱えていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。

 

「3年以上仕事は続けろ。」と世間的によく言われるのには理由があります。

第二新卒においては、3年以上嫌な仕事を続けることで返ってチャンスを逃す可能性があります。

この記事では、第二新卒が転職をするベストなタイミングや第二新卒が面接でチェックされるポイント等について解説します。

この記事を読んでわかること
  • 第二新卒とは
  • 第二新卒が転職するのにベストなタイミング
  • 第二新卒が転職のタイミングで有利な理由
  • 企業が第二新卒の面接で見るポイント
  • 第二新卒としての転職を成功させるためのポイント

この記事を読んで、第二新卒としてベストな転職時期を見極めて、新卒入社時の失敗を挽回できる転職を行いましょう。

第二新卒ってなに?

第二新卒ってなに?

第二新卒に関する定義は各企業の人事によって様々です。

そのため、一概には言えませんが一般的には新卒入社した会社を3年以内に辞めた人を指す事が多いです。

 

平成22年度に施行された雇用対策法の改訂により、新卒向けの求人に大学卒業後3年間は応募可能となりました。

そのため、第二新卒も新卒の求人に応募できますが、新卒入社した会社を辞めることで職務経歴に傷がつきます。

つまり、あまりにも短期間での離職である場合、新卒より不利になる点は知っておきましょう。

 

また、第二新卒を評価する際の基準は、新卒の採用基準と少し異なります。

Re就活が行ったアンケートによると、第二新卒を評価する基準は以下の通りです。

第二新卒を評価する基準
  1. 素直さ:76%
  2. 意欲の高さ:54%
  3. 適応力の高さ:36%

第二新卒の評価基準

採用満足度90%の「第二新卒・既卒」の現状と採用成功事例株式会社学情

 

一方で、新卒採用で重視する点は以下の通りです。

新卒を評価する基準
  1. コミュニケーション能力;82.4%
  2. 主体性:64.3%
  3. チャレンジ精神:48.9%

新卒を評価する基準

引用元:NPO法人キャリア権推進ネットワーク

つまり、第二新卒は新卒入社した会社を辞めたため、企業は離職を懸念して入社意欲や異なる入社した会社の文化への適応力、そして業務を吸収する素直さを重要視するのです。

第二新卒として転職するベストなタイミング

第二新卒が転職するのにベストなタイミングは入社後2~3年目です。

新卒入社から2年も経たずに退職すると、企業の面接担当者から「この応募者は残業時間や業務の辛さから逃げるために退職したんだな。」という悪印象を与える可能性が高いと考えられます。

実際にOpenworkの調査レポートによると、新卒入社で3年以内に退職した平成生まれの社会人の退職理由として1位「キャリア成長が見込めない。」(25.5%)、2位「残業時間•拘束時間の長さ」(24.4%)となっています。

平成生まれの退職理由ランキング

引用元:「平成生まれの退職理由ランキング【就活応援】OpenWork 働きがい研究所

実績を上げるに足る業務能力を培うために2~3年程度の期間を要するのが一般的です。

入社僅か2年足らずでは、キャリア成長は愚か、業務でキャリア成長するきっかけとなる実績を挙げられる可能性が低いのは自明ですよね。

 

また、急を要する対応のために、業界問わず残業が避けられないシーンは多少なりとも発生することがほとんどです。

企業担当者にとって、約半数が上記のような逃げとも捉えられる理由で退職した応募者になります。

2年足らずで退職した応募者に対して無条件にマイナスの印象を与える事は否めないでしょう。

 

もしベンチャー企業を初めとした比較的小規模の企業に応募する場合は、事業拡大のために常に採用ニーズがあります。

そのため、転職活動を行う時期に問わず転職市場には一定の求人数が常に存在します。

 

一方、大企業への転職を志望するは、時期を選んでの転職活動をお勧めします。

大企業は決算時期を3月に設定しているケースが大半です。

 

決算前に、企業は課税対象となる金額を削減するために、税金対策の一環として採用にかける費用を増額する場合があります。

そのため、決算期前の12~1月頃は大企業の求人数が増える傾向にあります。

また決算期が落ち着いた4月にも、採用を検討する余裕ができるため、大企業の求人数は増額します。

大企業への転職を希望する際は、これらの時期を中心に転職活動を行うことで、自身の希望する求人が見つかる可能性が高くなるでしょう。

第二新卒が転職のタイミングで有利な理由

第二新卒は通常の新卒と比較した際に、有利な立場で転職活動を行うことができます。

実際に、マイナビ転職の中途採用状況調査結果によると、62.2%の企業が第二新卒の採用を積極的に検討していると回答しています。

第二新卒の採用意向に関する調査

引用元:「第二新卒とは?」20代・第二新卒・既卒向け転職エージェントのマイナビジョブ20's

新卒と比較した際に以下のような点で有利な立場にあると言えます。

第二新卒の採用に企業が積極な理由
  • 基本的なビジネススキルが備わっている。
  • 離職する可能性が新卒より低い。
  • 素直さが残っている。
  • 若手で将来の成長がまだまだ期待できる。

一方で、一度新卒入社した会社を辞めている事実があるため、前述したような点から離職しないかどうかをより注意深く見られることは間違いありません。

よく「入社して3年間は転職を我慢しろ。」と言われることが多いですが、新卒入社3年後には新卒枠への応募が困難となります。

 

新卒採用と中途採用では求人内容も異なり、大手企業を志望する場合は、募集要件も中途採用の方が厳しくなりがちです。

選考の際に見られるポイントは通常の新卒とは異なりますが、新卒枠への応募が可能なうちに転職することをお勧めします。

企業が第二新卒の転職で求めているもの

企業が第二新卒の転職で求めているもの

これまで説明してきた通り、企業が第二新卒の採用に積極的なのは事実です。

しかし、企業は第二新卒に何を求める傾向にあるのでしょうか?

前述した通り、第二新卒に企業が求めているものは以下の通りです。

素直さ

素直さは新卒にもよく求められますが、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?

業務で上司からアドバイスを受けた際に、それを素直に受け入れて実務に生かせるか否かです。

自身の力を過信して、上司のアドバイスを聞かないのは論外です。

実はよくありがちなケースは、アドバイスは聞くものの、実務に生かすことをしないパターンです。

ちゃんとアドバイスを実務に生かせるかどうかを選考要素の1つに入れるのは上記の理由によります。

意欲の高さ

意欲の高さを新卒よりも特に重要視するのは、企業が第二新卒の離職を懸念するためです。

第二新卒の自社に対する理解や入社したら具体的にやりたいことに関するヒアリングを通じて、熱意を判断します。

「なぜ他の会社ではなく、当社なのか。」という質問に具体的に想いを込めて伝えられるように準備が必要です。

適応力の高さ

新卒で入社した会社を辞めたことから、企業が「当社に入社しても、社員と仲良くできるか。社風や業務のやり方の違いに適応できるか。」といった懸念をもつのも無理はありません。

適応力の高さを、面接のやり取りから企業は判断して選考要素の1つにします。

コミュニーション能力

コミュニケーション能力は新卒と変わらず重要視されます。

企業が求めるコミュニケーション能力は、若年層で一般的に言われる「コミュ力」とは異なります。

企業では相手にわかりやすく、端的かつ論理的に伝えるコミュニケーションが求められます。

また、相手の発言内容の本質を見据えてることも重要です。

これらのコミュニケーション能力を、面接官への伝え方や質疑応答の内容から評価します。

柔軟性

仕事で関わる様々な人間に対して、柔軟な対応ができることは業務を円滑に進める上で重要なポイントです。

その素養を見抜くために、面接官があえて特別な態度をとることで、柔軟な対応力を判断することもあります。

新卒入社した会社で3年我慢しろと言われる理由

しかし、なぜ世の中では「新卒入社した会社で3年間働くべきだ。」と言われることが多いのでしょうか?

実は、転職市場における求人の募集要件で求められる実務経験が3年以上とされているケースが多いことが理由です。

上司が新卒として働いていた時代には、第二新卒が新卒向けの求人に応募できなかったのです。

そのため、転職するなら転職市場で求められる実務経験を積む必要があると考えることが一般的でした。

しかし、今は大学卒業から3年以内であれば新卒向けの求人に応募でき、第二新卒の採用に積極的な企業も多いので気にする必要はありません。

第二新卒が転職成功のためにすべきこと

第二新卒が転職成功のためにすべきことは通常の新卒の選考対策とはやや異なります。

第二新卒が転職成功のためにすべきことについて、具体的に確認しましょう。

退職理由を深掘りする

特に第二新卒は、1社目を退職したことから「入社してもまた辞めないかな?」という懸念を抱かれることは避けられないです。

そのため、1社目の退職理由をより具体的に問われる可能性が高いでしょう。

この際に面接官が確認することは「他責の退職理由か否か」です。

新卒入社した会社を選んだのは自分自身です。
理由は色々あれど、その会社を選んだのは自分の責任であるため、新卒時の会社選びに失敗したことに根本的な原因があると考えられます。

  • 「会社の人間関係が辛い。」
  • 「思ったより残業時間が多かった。」
  • 「業務で実績が出なかった。」

このような退職理由は、根本的に自身に原因があります。

他責にせず、「自分自身のどのような考えが間違っていたから、そのような結果となったのか。」にフォーカスを当てて、退職理由を深掘りするようにしましょう。

退職した事実を客観的に原因を深掘りして伝えることで、同じミスを繰り返さないように自分なりに深く考えている姿勢を面接官に見せることができます。

これによって、第二新卒の面接で重視される素直さをアピールすることにも繋がるため、プラスに働くのは間違いありません。

会社選びの軸を明確化する

前述した通り、新卒入社した会社を辞めることになった根本的な原因は、そもそも会社選びの基準が不明瞭であったり、自分に合わない基準に基づいて会社選びを行ってしまったことにあります。

就活における会社選びの基準を定める際のミスを素直に認めた上で、過去の過ちを振り返り、同じ失敗を繰り返さないための適切な会社選びの基準を作成しましょう。

この過程は過去の自分に対する反省点などを面接で問われた際にも、伝えることができるため、第二新卒として面接対策の一環としてもやっておくことをお勧めします。

新卒入社した会社選びの失敗理由を振り返る

新卒入社した際の会社選びの失敗について「なぜ?」を5回繰り返すことで、原因の本質追求を試みてください。

上記の方法により、面接時により具体的に過去の就職活動の失敗の原因として面接官に伝えることが出来ます。

内容が具体的かつ本質的である方が、面接官に「過去の失敗を深く分析した上で転職活動を行なっているため、当社に入社した際にも離職する可能性は低いだろう。」という印象を与えやすくなります。

就職活動の失敗原因の深掘り方法について、以下に具体例を示します。

参考までにご活用ください。

転職・退職理由の追求の具体例
  • 人に貢献できる仕事を会社選びの基準にしていた。
  • 直接お客様と触れ合う仕事に就くことに喜びを感じた。
  • 1社目の業務を通じて、お客様の人生により深く関わる接客が出来る仕事につきたいと感じた。
  • お客様に人生単位で豊かになる提案をし、お客様の人生を通じた相談役になれる仕事をしてみたいと感じた。
  • 自分自身が人から感謝される単位の大きさに喜びを感じ、人の人生に自身が与える影響度が高い仕事につきたいから。

新卒入社1年未満の転職者に対する評価

入社1年未満の転職者に対して、企業は「入社時の気に入らない点への忍耐力が少ない人なんだな。」という印象を抱くことはどうしても避けられません。

また、企業が第二新卒を採用する際にメリットに感じている「基礎的なビジネスマナー」も新卒入社1年未満での退職者には身についていると思われません。

 

そのため、転職において不利な状況であることは否めないでしょう。

特に会社の仕事の大変さや人間関係から逃げたいという退職理由から転職することは避けるべきです。

まとめ

この記事では、企業が第二新卒の転職時期としてベストなタイミングとそれに関する情報について詳しくお伝えしました。

新卒入社した会社を辞めて転職する場合、タイミングによって企業の印象を左右しかねません。

また、時期によっては求人数が少ないケースもあります。

新卒入社した会社を辞めて転職する際はタイミングを慎重に検討しましょう。

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