- 「上司が怖くて仕事に行きたくない。」
- 「仕事の細かい部分まで指摘されて、うんざりだ!」
- 「上司の気性が荒すぎて、傷つく発言を平気でしてくる。」
上司が怖すぎて、毎日会社に行くのが億劫になることもありますよね。
この記事を読んでいるあなたはいよいよ会社を辞めようとまで思いつめているのかもしれません。
しかし、そのまま辞めてもまた別の会社でも怖い上司に当たることも十分にあり得ます。
そのため、ここで一つ踏ん張ってみて、怖い上司を克服することであなた自身の成長にも繋がります。
「そんな気になんてなるはずがない。私は辞めたいんだ!」そんな風に感じたあなたも、仕事を本当に辞めるかどうか悩んでいるはずです。
そこでこの記事では、以下の内容について解説しております。
- 仕事で上司が怖い4つの理由
- 怖い上司を克服する方法
- 上司が怖くても会社を辞めない方が良い場合
- 上司が怖いことを理由に会社を辞めても良い場合
この記事を読むことで、怖い上司を克服して充実した仕事ライフを手に入れましょう。
仕事で上司が怖い4つの理由
上司が怖くて萎縮してしまうあなたは上司が怖い背景が分からなくて苦しんでいるのではないでしょうか?
ここではどのような理由で、仕事において上司は怖いのかを具体的に解説します。
仕事にストイック
仕事にストイックであるが故に、部下にも同じレベルで仕事を行うことを求めてくるケースも少なくありません。
当然、仕事への熱意も社員の仕事に対する価値観によって温度差が出ます。
でも、仕事に熱意があり、どこまでも成果を追求する上司から見ると、熱意が低い部下の雑な仕事目についてならないのです。
このような背景から、仕事に極端に厳しい上司が中には存在するのです。
えこひいきが酷い
上司も人間ですので、人の好き嫌いがあります。
もちろん仕事で人の好き嫌いによって、扱いを変えることは社会的には悪いとされています。
でも、可愛くて成果を出せる部下は手元に置いておきたいという気持ちは、どの上司も持ちあわせています。
どうしても、その気持ちから扱いを人によって変えてしまう上司が中にはいます。
もしあなたが人の好き嫌いが激しい上司に嫌われていたなら、必要以上に叱責されることもあるでしょう。
そのような場合に、上司が怖いと感じることもあります。
えこひいき上司については以下の記事で詳しくご紹介しています。
部下の成長のためにあえて厳しくしている
部下の成長を期待するが故に、敢えて厳しくしている上司もいます。
厳しくされている間はその上司の意図に気付くことができないものです。
しかし、いざその上司と離れることになったら出来ることが多くなっていることに気づくことがあります。
「何でこんな細かいことまで指摘されなければいけないんだ!」と感じることも多々あるかもしれませんが、あなたの成長のためにあえて言っている場合があることを心に留めて置きましょう。
気性が荒い
ただ単に気性が荒い上司もいます。
他の人に対しても同じように怒っている場合には、単に気性が荒いケースが考えられます。
上司の気性が荒く、あまりにも程度がひどい場合は、人事権を持つ役職者に相談した方が良いでしょう。
ここまで、4つに分けて上司が怖い理由についてご紹介してきました。
ほとんどの怖い上司はこのいずれかの理由が当てはまるでしょう。
怖い上司を克服する方法
では怖い上司を克服するにはどのような方法があるのでしょうか?
業務遂行レベルを上げる
そもそも怒らせる原因をなくすために、業務上のミスを無くして、全体的な業務レベルを上げることは検討すべきです。
単純なミス以外にも、部下にもさらに上のレベルを目指させることを目的として叱責されることもあるでしょう。
業務の漏れやミスで叱責されることが多い人は、まずはタスク管理方法を考えることが大切です。
タスク管理は以下の内容をセットで押さえておくことが重要です。
- タスクの納期
- 取り掛かる予定日
- タスクの予想工数
これらをセットにして、各タスクの管理を行う必要があります。
もちろんノート等に記入して管理するのも良いのですが、ネット上にあるbacklogやbravio、jooto等のタスク管理ツールを使用することでより効率的に管理できます。
いずれも無料で利用できるので、お勧めです。
どうせ怖いなら間違っていることは戦う
どうせ怖い上司なら、自分が悪くないと思うことでも謝り続けても態度が変わることはないでしょう。
確実に自分が間違っていない、こうすべきだと感じたことは、どうせ怒られるなら反論することをお勧めします。
自分が間違っていると思うことでも従い続ける言いなり会社員は働いていて楽しくありませんよね?
仕事にポリシーを持たず、ただ命令されたことだけやる会社員では働きがいを感じることはまずないでしょう。
もちろん素直であることは大事ですが、素直であることと明らかに間違っている命令に従うことは全く別物です。
自分の仕事に誇りを持つためにも、上司が怖いからと言って萎縮せず、間違っていることはNOと言える勇気を持ちましょう。
上司の怒るポイントを分析する
上司の怒るポイントはどこにあるのかを分析することは、どのタイプの怖い上司に対しても重要です。
どんな上司にも、怒るポイントには傾向があるはずです。
あなたの上司はどのようなことに対して怒る傾向がありますか?
振り返ってみると、上司のイライラするポイントが見えてくるはずです。
まずは上司のイライラする点を把握した上で、イライラする行動をしないように心がけることは大事ですね。
自分を責めない
自分を必要以上に責めないようにしましょう。
自責思考が大事だと世間では言われますが、何でも自分の責任と思ってしまうと精神衛生上よろしくありません。
もちろん、人に責任を押し付けていると、自分の成長機会を失うため、これまた望ましいことではありません。
何事もバランスが重要ということです。
何でも自分のせいだと思って、精神的に追い詰められる前に、自分以外の責任はないかと客観的視点で振り返ることは大切なことですよ。
取り扱い方法を第三者に聞く
どんな怖い上司にも、その人を怒らせないようにするための取り扱い方法はあるものです。
以前に部下だった人や先輩等に、怖いと感じている上司の取り扱い方や特徴等について聞いてみるのも良いでしょう。
怒られる原因が、上司に明らかに嫌われていることだと感じる場合は、その上司の好きなタイプの性格を表面上でも演じてみるのも有効です。
休みに全力でリフレッシュする
怖い上司と仕事をして萎縮してしまった気持ちを晴らすためにも、休みの日は全力でリフレッシュしましょう。
出来るだけ仕事のことは一切考えずに、何かに打ち込める時間を増やすことが大切です。
仕事で萎縮してしまった気持ちを持ち続ける休日を過ごしてしまうと、どんどん萎縮して自分に自信がなくなっていくことは明らかです。
彼女とデートしたり、趣味に打ち込む、1人で温泉に行く等もありでしょう。
とにかく仕事のことは脳から除外できるくらいに、楽しい時間を過ごすことが重要ですね。
上司と共通の趣味を持つ
先ほど仕事のことは休日には考えるなと申し上げておいて、こんなことを主張するのは違和感があるかもしれません。
しかし、共通の趣味をもつことで、分かり合えることもあるでしょう。
もちろん無理に上司と趣味を合わせる必要はありません。
しかし、仕事における上司との関係性と別の関係性をプライベートで築けることは、お互いの人間性の理解にも繋がります。
仕事上でのお互いに誤解していた部分も解けることもあるでしょう。
飲みに誘ってみる
こちらも前述した内容と同様です。
お互いに腹を割って話す機会を設けることで、お互いの理解が深まることもあるでしょう。
これまで怖いとばかり思っていた上司が、実は自分のことを思っているからこそ、敢えて厳しくされていることが分かることもあります。
上司が怖くても仕事を辞めない方が良い場合
上司が怖くて、会社をやめたいと感じるケースもあると思います。
でも、上司が怖いからと言って、辞めることは転職市場や世間で理解されるのか心配ですよね。
上司が怖くても仕事を辞めない方が良いのはどのような場合なのでしょうか?
自分のミスをフォローしてくれる場合
いくら口では怖いことを言っていても、自分のミスを上司がフォローしてくれるうちは辞めない方が良いでしょう。
あなたのことを何も思ってくれない上司が進んでミスをフォローしてくれることはありません。
このような場合、成長を期待してあえて厳しくしているパターンなので、辞めるのは勿体ないです。
仕事のミスを指摘されている場合
仕事のミスに関して、指摘されているだけであれば上司として当然のことをしているまでです。
転職市場でも、仕事のミスを指摘されて辞めた場合は「素直さや柔軟性に欠ける人材だ。」とみなされて不採用となる確率が高いと考えられます。
もしパワハラまがいの発言や、プライベートの悪口などが目立つ場合は話が別です。
人事権を持つ役職者への相談や転職を考えた方が良いでしょう。
ミスをしないために、あなたの業務のタスク管理方法を見直す等の対策を講じましょう。
他の先輩が理解を示してくれている場合
もしあなたの上司が怖くても、あなたのその上司の取り扱いや仕事の頑張りを認めてくれる先輩がいれば、辞めない方が良いでしょう。
あなたが転職するに十分な実績やスキルが身についているのであれば話は別ですが、そうでない場合は退職理由がどうであれ、転職の際の風当たりは厳しくなりがちです。
もし社内に理解者がいるのであれば、その人に愚痴をこぼしつつも、転職するに十分な能力が身につけるまで今の職場で踏ん張ることがオススメです。
ここまで上司が怖くても仕事を辞めない方が良いケースについて解説しました。
上記のケースに当てはまる場合は、すぐに会社を辞めずに慎重に検討すべきです。
上司が怖いから仕事を辞めても良い場合
では上司が怖胃ことを理由に仕事を辞めても良いのはどのような状況なのでしょうか?
パワハラ発言が目立つ場合
あなたへの心ないパワハラ発言が目立つような場合は、仕事を辞めた方が良いでしょう。
転職市場でも、退職理由としてパワハラによる退職は十分に通用します。
パワハラは法律で明確に定義されている訳ではありませんが、職場内での優位性を背景に業務上適性な範囲を超える叱責を行っている場合は、パワハラに該当すると考えられるでしょう。
例えば以下のような発言はパワハラに該当します。
- 「お前の代わりはいくらでもいるんだからな。」
- 「殺すぞ。」
- 「そんなんだから、結婚もできないんだよ。」
このような発言を受けることが当たり前になっていくと、知らない間にあなたの心は蝕まれていきます。
最終的には、精神的に滅入ってしまい、社会復帰すら難しい状況にもなりかねません。
そうなる前に、退職を検討した方が良いでしょう。
暴力を受けている場合
暴力を受けている場合は、一刻も早く退職しましょう。
職場での暴力が横行するような会社は、世間的に見ても普通ではありません。
当然転職においても、退職して妥当とみなされます。
転職するだけの実力がある場合
もし転職しない方が良い場合に該当しても、転職市場で認められるに足るスキルや実績があるなら、辞めることを選択肢に入れても良いでしょう。
転職市場では、特に30代以降はまず実力が最優先で求められます。
退職理由がそこまで褒められたものではなくとも、「この人は即戦力になる!」と面接官が判断したら採用される可能性は十分にあります。
まとめ
今回は仕事で上司が怖い場合の対処法や怖い上司の4分類、転職しても良い場合とそうでないケースについてご紹介しました。
仕事で上司が怖くても、それは敢えてあなたの成長のためであることもあります。
怖い上司の裏の意図がないかを改めて振り返った上で、今回ご紹介した仕事を辞めても良いケースに当てはまるのであれば、転職を検討してみるのも良いでしょう。