ニートの末路は残酷!ニートから脱出するための方法と心構え

ニートの末路は残酷そのものです。

「働いて毎日終電で帰るような生活を送りたくない。」

「やりたいこともできないような人生は嫌だ。」

「社会に認められなかったからもう自分にはニートしか選択肢がない。」

このような気持ちで日々自由にニート生活を送っている人も少なくありません。

しかし、ニート生活を続けていれば続けているほど、社会復帰が困難になります。

 

友人も減り、生計を支えてくれていた親も亡くなり、生活保護も受けることができなくなれば、待ち受けるのは孤独死です。

家賃も支払えない状態が数ヶ月も続くと、いよいよ家主から強制退去を命じられる可能性もあります。

ホームレスとして寒さをしのぎながら、孤独死に向かう生活。これはあなたが求める自由ではないはずです。

この記事では残酷なニートの末路とニートから脱出する際に必要な心構え、ニートから脱出する方法について詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 残酷なニートの末路
  • ニートから脱出する際に必要な心の準備
  • ニートから脱出する方法

この記事を読んで、ニートの末路から抜け出すための手段を知っておきましょう。

ニートの末路の残酷さ

ニートの末路の残酷さ

ニート生活を続けた先に待ち受ける末路はどのようなものなのでしょうか?

ニート生活を続けることで待ち受ける現実をご紹介します。

人脈が減る

ニートとして生活をしていると、周囲の友人も金銭的な部分を気にして、食事や遊びに誘わなくなってきます。

ニート生活を続けるにつれて、周囲の友人とコミュニケーションを取る機会が少なくなることにより、人脈が徐々に失われていきます。

人脈が少なくなると、人と会話する機会が減るため、孤独感が増していきます。

結婚が出来なくなる

結婚をする以上、家計を支えるための収入源が必要となります。

子供が生まれると、子供1人を大学卒業まで育てるのに最低でも1640万円程度必要となります。

女性が将来の出産や結婚後の生活のことを考えるとニートであることがネックとなり、結婚に前向きの姿勢を見せなくなるのは容易に想像がつきます。

就職が困難となる

ニート生活が続くと就職が困難となる理由は以下の2点です。

  • 募集職種の業務経験が不足するため。
  • 無職の期間が長すぎると面接官に就業意欲が低いとみなされるから

20代の間は潜在的な能力を採用基準とする企業が多いですが、30代以降は年齢を経るごとに実績や業務経験を中心に採用の可否を判断するケースが増えてきます。

ニート生活が続くと、より業務における実績や経験を重視した採用基準となる可能性が高くなり、仕事の実績や経験の少ないニートが就職活動で不利になるのは否定できない事実です。

また、履歴書に仕事についていない空白の期間が多いと、そもそも就労意欲が低いとみなされて採用してもすぐに辞めると判断されがちです。

そのため、ニート期間が長いと就職が難しくなる可能性が高いことを覚悟しておきましょう。

バイトの面接合格率が下がる

アルバイトの職務経歴について、履歴書に記載する義務はありません。しかし、アルバイトの面接で過去のアルバイト経験を聞かれることも多いでしょう。

過去のアルバイト経験すらない場合、社会で働いた経験がほとんどない状態の応募者を採用したいと感じる面接者は少ないと考えられます。

 

もし仮に嘘の業務経験を伝えたとしても、具体的な内容を聞かれた際にうっかりつじつまの合わないことを伝えてしまい、嘘がバレるケースも少なくありません。

虚偽の業務経験を伝える人の嘘が発覚した際に、採用されることはまずないでしょう。

 

孤独死のリスクが高まる

以前に82歳の高齢者の母親と52歳の引きこもりの娘が、寒さと飢えで孤独死している姿で発見されたニュースが世間を賑わせました。

 80代の親が収入のない50代の子と同居したまま、外とのつながりが途絶えて孤立し、生きていくことに行き詰まる「8050」世帯の現実が、また顕在化した。

 札幌市のアパートの一室で、82歳の母親と引きこもる52歳の娘の親子が、飢えと寒さによって孤立死した姿で見つかったのだ。

 3月5日付の北海道新聞の記事によると、親子の遺体が見つかったのは、今年1月初めのことで、娘は長年引きこもり状態だったという。

 死因は、2人とも「低栄養状態による低体温症」で、1月6日、検針に来たガス業者が異変に気づき、アパートの住民が室内に入ったという。それぞれ飢えと寒さによる衰弱で、年末までに亡くなったと見られている。

引用元:「82歳母親と52歳引きこもり娘が孤立死、顕在化する「8050問題」とは | 「引きこもり」するオトナたち」ダイヤモンド・オンライン

 

80代の親と50代の子の関係において、子供の引きこもりが原因で様々な問題が発生する8050問題が2010年代から話題になっています。

長く引きこもりを続けていると、親に介護が必要な年齢となり生活資金が枯渇する上に、介護も続ける必要があります。

親がいざという時に葬儀を行うお金もなくなります。

 

あなた自身が突然死した際にも、友人も少なくなり、ほとんど外部との連絡を断たれているような場合、誰も気づくことなく孤独死することにもなりかねません。

親が死んだら生活保護になる

あなたの生活を支えてくれていた両親が死亡したら、自身の力で生計を立てる必要があります。

しかし、前述した通り高齢になってもなおニートである応募者を採用してくれる企業はほとんどないでしょう。

いざという時にはもう就職先が見つからず、生活保護を受けざるを得ない状態になります。

ホームレスになる可能性が高くなる

賃貸物件に住んでいる場合、ニートを続けていると、生活資金も底をつきて家賃を支払うことが難しくなります。

家賃の滞納が続く場合、家主から立ち退きを命じられる可能性があります。

もし立ち退き要求に従わない場合、最悪の場合家主から強制執行を施行されることもあるでしょう。

強制執行された場合、部屋にある物品も裁判所に押収されて強制的に退去させられるため、ホームレスにならざるを得なくなります。

 

ここまで、ニート生活を続ける際に待ち受ける末路についてご紹介しました。

このような末路を辿ることを望む人はおそらくいないでしょうが、いざニートから脱出しようとしても覚悟も決まらず、何から始めたら良いか分からないというのが本音ではないでしょうか。

ニートから脱出する心の準備で必要なこと

ニートから脱出する心の準備に必要なこと

そこでここからはニートからの脱出を試みる際に心の準備として必要なことについて解説します。

ニートの末路の残酷さと仕事の辛さを比較する

これまで仕事をしてこなかった人にとって、仕事をすることが非常に辛く感じることがほとんどでしょう。

正社員として働く場合、8時間の所定労働時間以外にも残業せざるを得ない局面は多々発生します。

日によっては終電近い時間まで残業せざるを得ない場合もあるでしょう。

 

仕事が辛い際にはニートの末路としてご紹介してきた内容の残酷さと仕事の辛さを比較してみましょう。

仕事をしない場合の自分の末路を考えると、仕事の辛さはまだまだ耐えることのできる程度のものだと考えることができるでしょう。

まずはアルバイトから始める決意をする

初めから正社員を目指すことは、これまで何もしていなかった人にとっては心理的ハードルが高く感じるのも無理はありません。

正社員を目指すことが心理的負担が大きい場合は、アルバイトから社会復帰の第一歩を踏み出しましょう。

 

正社員は責任のある業務を担うケースが多く、勤務日数も多いですが、アルバイトの場合は業務責任も比較的軽い仕事が多く、勤務日数も自身で調節することが可能です。一足飛びに正社員雇用を目指すのではなく、自身の仕事に対する精神的負担を考慮した上で、適切な雇用形態を選択しましょう。

向いている仕事を理解する

自身に向いている仕事について大まかにでも良いので、考えてみましょう。

向いている仕事を考える際には以下の点について、紙に箇条書きにしてみると良いでしょう。

向いている仕事を理解するために書き出すこと
  • 自身の仕事に求めること
  • あなたの強み
  • あなたの性格

箇条書きにした内容をもとに、上記の内容を総合的に考慮した際に最も自身に向いている仕事について考えを巡らせてみましょう。

もし、自力で考えることが難しい場合は、各人材会社が提供する適職診断を利用することがおすすめです。

自身では知らなかった、もしくは思いもしなかった仕事を提案してくれる可能性があります。

ニートから脱出する方法

ニートから脱出する方法

ニートから脱出するには複数の方法があります。
必ずしも正社員を目指す必要はなく、複数の雇用形態から自分にあった働き方を選びましょう。

ここではニートから脱出する際に考えられる複数の選択肢についてご紹介します。

在宅でできる仕事を見つける

例えば、ウェブライターや内職業務など未経験から挑戦できる仕事は多数あります。

内職業務

内職業務は1商品に対する作業あたり、1円にも満たない業務が多いです。

例えば1日3時間、22日内職業務に費やした場合の総労働時間は

3時間×22日=66時間

です。

1時間あたり150個分の業務が完成して、1個あたりの単価が0.5円の場合、1ヶ月あたりの収入は、

66時間×150個×0.5=4950円

となります。

内職業務は単純作業がほとんどで仕事の難易度は低いですが、その分内職のみで生計を立てることは難しいと言えるでしょう。

ウェブライター

一方ウェブライターは未経験の場合、文字単価1円程度からスタートになることが一般的です。

大体1日8時間程度で未経験の場合、私の経験上少なくとも3000文字程度は書き上がると考えられます。

そのため、在宅でも日給3000円以上は収入を得ることが可能でしょう。

 

スキルアップしてメディアを運営する会社にライティングスキルが認められた場合、文字単価2円以上のライターも珍しくありません。

ライティングスキルが高まると、8時間で8000文字程度は書けるようになります。

つまり、将来的には日給16000円以上在宅で収入を得ることが可能です。

 

仕事を始めると降りかかるストレスの1つが通勤によるものです。

通勤がなく、勤務という概念がないため、自由に仕事に費やす時間が設定できることもウェブライターの大きなメリットです。

ウェブライターとしての仕事を探すにはランサーズがおすすめです。

ライティングの案件を探して応募するだけなので、まずは一度登録して仕事を探す部分を体験することがおすすめです。

アルバイトを始める

正社員の責任が重い業務と週5日8時間以上の労働時間が耐えられないと感じる場合は、まずはアルバイトから働くということに慣れることを第一と考えるのも選択肢の1つです。

アルバイトの場合、シフトを柔軟に決めることができ、残業もほとんどないため自身の心身状態に応じて無理なく勤務日を指定することが可能です。

契約社員になる

正社員として採用される難易度が高いと感じた場合は、契約社員として勤務することも視野に入れましょう。

契約社員には正社員にはないメリットがあります。

とはいえ、賞与がもらえない等、正社員と比較した際にデメリットがあるのも事実です。

契約社員のメリット、デメリットは以下の通りです。

契約社員のメリット・デメリット
契約社員のメリット 契約社員のデメリット
自身の生活に合わせて勤務形態を柔軟に選ぶことができる。 賞与の支給がない。
自分にあった職務を選びやすい。 定期的な昇給が難しい。
転勤の可能性がない。 雇用期間の更新を打ち切られる可能性がある。
転職難易度が低い。

もし正社員を目指す際にも契約社員からのキャリアアップを目指すことができます。

労働契約法の改正により、契約社員として5年以上経過した場合、正社員雇用を希望することで正社員への雇用形態の転換を行うことが可能となりました。

まずは契約社員として働いた後、正社員を目指すことは法律上の定めにより、より実現しやすいものとなりました。

同一の使用者との間で締結された二以上の有期労働契約(契約期間の始期の到来前のものを除く。以下この条において同じ。)の契約期間を通算した期間(次項において「通算契約期間」という。)が五年を超える労働者が、当該使用者に対し、現に締結している有期労働契約の契約期間が満了する日までの間に、当該満了する日の翌日から労務が提供される期間の定めのない労働契約の締結の申込みをしたときは、使用者は当該申込みを承諾したものとみなす。この場合において、当該申込みに係る期間の定めのない労働契約の内容である労働条件は、現に締結している有期労働契約の内容である労働条件(契約期間を除く。)と同一の労働条件(当該労働条件(契約期間を除く。)について別段の定めがある部分を除く。)とする。

引用元:労働契約法第18条

正社員になる

もし、ニートを抜け出し、初めから週5日以上フルで働く覚悟が決まっているのであれば正社員を初めから目指すのも良いでしょう。

正社員のメリット・デメリット
正社員のメリット 正社員のデメリット
責任ある仕事内容につくことができる可能性がある。 企業によっては転勤の可能性がある。
一定の収入が保証される。 休日出勤や残業をせざるを得ないケースがある。
賞与が支給される。 責任ある立場の場合、休みを取りにくくなる可能性がある。
福利厚生が充実する。
雇用期間の定めがない。
キャリアアップしやすい。

ただし、これまでの就業経験が乏しいことを考慮すると、闇雲に応募しても面接にすら進めない可能性が高いです。

 

自身で未経験でも採用してくれる可能性が高い企業を探すことは、現実的ではありません。

正社員を目指す場合は、転職エージェントに一度相談をすることをお勧めします。

転職エージェントが求職者の相談に応じてチェックするデータベースには、企業の本音をヒアリングしてきた営業担当者から寄せられた情報が格納されています。

ニートだった求職者をサポートして転職活動を成功させてきた実績も多数あります。

まとめ

今回はニート生活の末路、ニート生活から抜け出すための心の準備や方法についてご紹介しました。

ニート生活は長く続けば続くほど、就職できる可能性が低くなります。

親が死んだら、自身の力で生計を立てなければなりません。

 

生活保護も、病気や怪我などのやむを得ない事情もなく、就労意欲が低いだけの場合は受給が認められません。

仕事をすることもなく、生活保護も受けられない場合、家賃が支払えなくなればホームレスになり、孤独死するしかなくなります。

正社員への就職を希望する際には、就労支援サービスを活用してください。

 

もしこの記事を読んで、「まだ踏ん切りがつかないな。」という場合も、民間の就労支援サービスへの登録は済ませておきましょう。

就労支援サービスへの登録はわずか数分程度で完了しますが、何も行動せずにニート生活に戻ってしまってからだとこの簡単な登録作業を行うことに対しても尻が重くなり、今回ご紹介したような末路を辿ることになるでしょう。

 

登録を済ませることで、受動的に情報を受け取ることができるため、情報を見ることで「働がないとまずい。」という気持ちを起こすことができます。

そのため、まだ転職の相談をする勇気が出ない場合は、将来のためにも登録だけは済ませておくようにしましょう。

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